真珠

今日はバレンタインデー。
家に帰れば娘たちの手作りチョコが待っている。おそらく待っているはず。たぶん。
早めに仕事を切り上げてさっさと帰るつもりでしたが、女子に声をかけられました。
「ダックさん、今日は何時に仕事終わります?お話したいことがあるんですけど、仕事のあとで、、。」
「今でもいいよ、もうヒマだし、どうぞ。」
「今じゃダメなんです、お願いです。」
もちろん女子にお願いされて断ったことなどはありません。
仮に女子の名前をK美ちゃんとしましょうか。
ちょっと前にお団子頭を紹介したK美ちゃんです。
http://d.hatena.ne.jp/duck180/20090118
K美ちゃんは四捨五入すると30才、地味でおとなしい細身の女子。
実は私とK美ちゃんのパパとは10年来のお付合い。
K美ちゃんがまだルーズソックスをはいてた頃を知ってます。
パパからの紹介で去年の夏から当社に勤めるようになりました。
現在は仕事がバリバリできる年下の先輩OLと二人だけの部署。
先輩OLの口癖は、
「あの人トロくてさー、仕事覚えんの遅くてさー、疲れんのアタシ。」
もしかしたら、会社辞めたいとか言い出すのかな?ちょっと心配。
とりあえずK美ちゃんのパパとも行った事のある料理屋の個室を予約。
事情はどうあれ女子と二人きりになるところは見られたくありません。
みられてマズイようなことはもちろんないはずですが、誤解を招くとややこしい。
何かの間違いがもしもあったらもっとややこしい。
7時に現地集合の約束をしたのですが、こんなときに限ってうまく脱出できないのが世の常。
なんとか抜け出して30分送れてお店に到着。
「お連れさんお待ちですよ」
案内された個室の引き戸を開けた奥には・・・
「おお?!!」
長い黒髪をほどいたK美ちゃんがいました。          つづく?