同級生5

しぶとく更新!
当時の私は、と言うと「GORO」や「プレイボーイ」で得た知識は使う機会のないまま、どんどん蓄積されていました。
今風に言うならさしずめ「脳内テクニシャン」。それもかなり上級クラス。
男子たるもの最終目的はみな同じ。しかしその前に恋愛をしなくてはいけません。相手に恋心を抱かなくてはいけません。相手にも恋してもらわなくては。
しかしながら脳裏にはめぐみの姿が焼きついて離れない。会ったことはあるものの久美ちゃんなる女子の姿は思い出せない。
そこで私の考えた秘策は久美ちゃんをユニチカマスコットガール手塚理美 みたいな女の子だったと思い込むようにした。
この妄想が功を奏し、日を追うごとに久美ちゃんへの想いがつのるばかり。めぐみの残像もすっかり消えていた。
夏も終わりに近いある日、敏子に連れられて自由が丘で久美ちゃんとご対面!
大好きな手塚理美、あこがれの手塚理美、お世話になった手塚理美、妄想をほどほどにしておけばよかった。
毎晩、恋焦がれた久美ちゃんは「渡辺真知子」だった。
決して嫌いなタイプではない。ただ、ただ、、、、恋するまで時間がかかりそうだ。