「そう言えば」

昨日、深夜に帰宅しましたところ、高3の長女Rちゃんが我が家のパソコンの前に座って泣いておりました。
家人に聞いたところ、同級生の彼氏と喧嘩別れした後、バイト先でしくじり、店長に叱られ、悲しくなったので、仲直りしたかったのに電話もつながらないし、メールの返事も無いのとの事。
松浦亜弥さんのファーストアルバム「First Kiss」の中でも私のお気に入りの曲、「そう言えば」みたいな場面でしょうか?(聴いたことの無い人はぜひ、中古でもなんでもいいので聴いてみてください。このアルバム、アイドルの領域をはるかに超えた傑作ですよ。)
家人は「さっさと別れて受験勉強に集中しろ」と、慰めでも励ましでも無いキツイお言葉。私はどうしていいのか判らないので「泣きたいんだから、泣くだけ泣かしてやれ」と、放っておきました。
結局、そのあと30分ぐらい泣いて「パパの布団で寝る。」と言って私の寝床を占領しアッという間に熟睡モードに突入。やれやれです。
私は娘が3人いますが、みんなそれぞれごく普通の女の子。友達と映画観に行ったり、遊園地に行ったり、お買い物したり、お菓子を作ったり、たまに勉強したり、と、毎日のいろんな出来事がほんとに青春の宝物だと思います。
今日もGAMのコンサートで元気な姿を見せてくれたであろう松浦亜弥さんは、なんと14歳でデビューしてプロの歌手としてずっと頑張っているのですね。ごく普通の女の子が体験するいろんな毎日が過ごせなかったんですね。
キャンディーズは「普通の女の子に戻りたい」って解散しましたけど、戻れないんですよね。時間が戻せないから、思春期は帰ってこない。
そんなことを想いながら「First Kiss」聴いてます。4曲目の「100回のKISS」でウルっときて10曲目の「私のすごい方法」で溢れるものがとまらなくなってしまいました。
やっぱりすごいわこの娘。