素敵な夜2

松浦亜弥コットンクラブライブのことなどを。
20歳以下は入場不可でしたので、今年成人になった女子大生の長女と同伴する予定でした。
ところが家庭の事情で、22年前まで女子大生だったオバハン(家人)をつれていざ丸の内へ。
地下鉄半蔵門線大手町駅から歩いて現地に着いたのは開場のちょっと前。
すでに熱心なファンの方達が1階のインフォメーション前であややちゃんの写真を携帯で撮影していたのでワタシもパチリ。

けっこう歩いて喉が渇いていましたので一旦現場を離れて東京フォーラム方面へ。
ガード下の「こだわりや」という居酒屋でハイボール2杯引っ掛けていざ出陣。

中年カップルがあややのライブへ行くのはちょっと普通ではない感じかもしれませんが、コットンクラブに行くのならごく自然であります。

開演15分前に到着しましたら、会場はほぼ満席。
ボックス席に案内されました。
ステージが近い!
前菜盛り合わせと白ワインをデキャンタで注文。
ドリンクメニューが通常メニューと違ってましたね。
お酒も入ってあややちゃんの話題で会話もはずむ開演前の楽しいひととき。
ところがテーブル席を見渡すと会話も食事もお酒も盛り上がってねー。
仕事でしくじった翌月の会議が始まる前の緊張感にも似た、なんとも言えない雰囲気が漂っていましたので思わず店員さんに聞いてしまいました。
「2日間、ずっとこんな感じなんですか?」
「ええ、ずっとこんな感じです。昨日の一回目が異様な静まりかたでした。この雰囲気は初めてです。」
みなさん緊張しすぎです。
でも自分だってひとりで初めてここにしらふで来たらいっしょなんだろな。
などと思いつつ、ほろ酔い加減で開演を待ちます。
木曜日にアンソニー・ジャクソンを見たときにメンバーがこの席の前を通ってステージに登場していました。


いただきです。ごっつぁんです。
いつものバンドメンバーの通過のあと、目の前を金髪のあややちゃんが真っ白い太ももで通過。
右足首に黒い蝶が張り付いておりました。
演奏が始まり、歌が始まりました。
一年振りに聴くあややちゃんの生歌の音がきれいだなー。
相沢さんのピアノの音がきれいだなー。
音響がいいのでごまかしのきかないガチンコ勝負でしたが、見事なパフォーマンスでした。
可愛くって、歌がうまくて、顔がちっちゃくて、色が透き通るように白い、国宝です。
金髪も悪くないです、むしろ好き。
お酒に酔い、音楽に酔いしれた1時間ちょっと。
一旦退場の際、奇跡がおきました。
目の前を通るメンバーの頭上に手を差し出すと、
なんとドラムの人がタッチしてくれました。
そのあともみんなとタッチ。
そして最後に・・・・・
ひんやりと冷たくてやわらかいものが指先を通過していきました。
なんだかそのあとは柔道でおとされた後のような、なんだかよくわからないうちにアンコールが終わっていました。
しばらくその余韻を、雰囲気を味わっていたかったので席を立ちませんでした。
いえ、正確には立てませんでした。
ラストオーダーで注文したオリジナルカクテルは甘い夢の味でした。