サッカー日本代表の功罪

今年上半期をなんとか無事切り抜けてホッと一息。
なんだもう7月だよ。
あややちゃんに会えずともAYAWAYは自動更新されちゃったダックです。
みなさんこんにちわ。
いやー、サッカーW杯、面白かったですね。
試合のほうでは無くてメディアの騒ぎっぷりのほうですけど。
昨日あたりの朝礼で、
「皆さん、サッカーを見ましたか、やればできる、みんなで結束して団結してチームワークで成果を挙げよう!集中だよ集中!」
などと挨拶をしているトップや上司の方がいたとしたら、その職場はヘナチョコですのでそろそろ転職を考えましょう。
間違えて言っちゃった上司のアナタも本音は(そんなんでチームワークができるんならとっくにやってるわい!コノヤロー!)なのは知ってます。
ビジネスの最前線でしのぎを削っている同輩の皆様は理解していただけると思います。
オランダ戦でキーパーの痛恨のミスで献上した1点のおかげで相手が楽勝モードに突入したおかげで0−1で済んだ。
翌日の報道も「よくやった、最後まで戦う姿勢、デンマーク戦に期待!」
この辺からちょっと気持ち悪いなあと思っていました。
正面に来たシュートをはじいた失点を批判する記事があまり見当たらないのです。
テレビで解説者は「あれは仕方が無い」とか言ってる。
首相のちょっとした言い間違いをあれほどバッシングしたテレビなんだから「キーパーのせいで負けた。これで予選敗退したらA級戦犯はキーパー!」
「いやいや、奴を起用したカワハギ面の監督も同罪、致命的な采配ミス!」
などと、カタコトの日本語でまくしたててほしかった。
デンマーク戦は審判が予想以上に気まぐれだったけど、勝った。
日本も実力はそこそこあるんだなあと思った。
で、パラグアイ戦、負けた。
相手選手とのキープ力の差を見せ付けられた。
勝負をかけて0−2ぐらいで負けていれば全国のおじさんが寝不足にならずにすんだ。
120分やってみたけど決着がつかなかった。
PK戦、肩を組みひざをついて祈る選手、何を祈るか?
「信じてるぞ!止めろ、止めてくれ、命賭けで止めてくれ!」
いえ、違います。
「このワキガ野郎、外せ!ミスしろ!おまえのかあちゃんデベソ!」
しかし陽気な南米人にはかあちゃんデベソぐらいがちょうどいい、ワキガも大好き?かもしれない。

ハナクソをほじりながらシューート…、「ゴール!」
ミスをした選手を慰める選手も泣いている。
(精一杯祈ったのに…お前の父ちゃんオカマ、にしとけば良かった。)
肩を抱き寄せられ泣き崩れそうになる。
映さないだけで「チクショー!」と拳を地面にたたきつけて悔しがる選手はいなかったのでしょうか?
みんなでよってたかって慰める映像ばかりが繰り返し流される。
なぜか意気地なしに見えてしまうのは私だけでしょうか。
誰か一人ぐらい、頬をひっぱたき、
「泣いたってしょうがねえだろう、みっともないから顔を上げて前を向いてさっさと退場しろ!」
と言うようなスタッフ、選手はいなかったのでしょうか。
それがみんなの感動する場面と勘違いした子供は
「ミスしても泣けばいいんだ、みんな友達だ、感動だ、サッカー大好き!俺たちのニッポン!腹減った、かあちゃんメシマダー!」
と4年後もその次も叫び続けてポテチをほおばって深夜テレビを見ているのでしょうか。
「PKは運だ、誰の責任でもない、みんな良くやった!キリンビールで乾杯!」
組織なら失敗の原因をうやむやにして運のせいにしたとき、すでに破綻しています。
日本の未来に悪影響な最悪の敗北。
決して選手達が最悪ではないのです。
伝え方が最悪だと。
がんばった選手にたいした批判めいたことばかりで申しわけありません。
今回のW杯で大好きになった選手も2人います。
メディアの罪は大きいです。
でも良かった事もあります。
あらためて気づかされました、
「勝てば官軍!」