生活習慣病

すばらしく良い天気ですね。
河原でバーベキューしてビール飲んで寝っころがってウトウトしてたら鼻のあたりがムズムズくすぐったい。
「う、なんだ?」とうっすら目をあけたら新人OLのR香ちゃん(小西真奈美似)の髪の毛先が顔をくすぐってた。
「あ、おきちゃいました?」
と、まじまじと見つめてるR香ちゃん。
「いや、おきてないよ。ちょうど今、R香ちゃんの夢を見ているところ・・・・続きしよ。」
右手で彼女の髪をたくしあげ顔を引き寄せる。
まじまじと見つめあう二人。
でもR香ちゃんの視線がちょっと下にそれているのは何故?
恥ずかしいんだね、きっと。
「ダックさん、あのー、」
言いかけた彼女に少し体をおこし唇を重ねようとした瞬間。
「鼻毛ビヨーンとのびてますよ、しかも白い鼻毛」
久々に妄想炸裂ではじめてみました。
みなさんこんにちわ。
鼻毛の件は昨夜三女にほんとに言われました。
さて本題です。
本来ならば今日は月イチの検診日でして、半休とって医者に行ってるはずなのですが行きません。
もう、行きません。
高血圧の薬も、もらいません。
5月の連休前に久方振りに大学の後輩Sと会ったときチラッと血圧の話をしたら、
S:「医者は薬売りですから行かないほうがいいですよ、ダックさんなんかいいカモですよ。あ、ダックはあひるか(笑)、とにかくいい人紹介しますから。」
などと言う後輩の紹介で連休明けに東急田園都市線のとある駅の近くの鍼灸師をたずねた。
容姿を見たときは少しびびった。グレート小鹿といったところか(知らないかな)
怪しいカルト宗教がらみか、高額なサプリメントでも売りつけられるか心配だったんですが、
G小鹿:「あー、高血圧の人。」
私:「そうですね、生活習慣病なのかな。3年前にダイエットに成功したんですが油断してたらあれよあれよとリバウンドしちゃって。」
「まあ皆さんね、生活習慣病と言いますがね、間違いですな。」
「と、いいますと何か違う理由ですかね?遺伝とか関係あるのかな?」
「そうではないんで、生活習慣病という言葉がまちがっとりますな。あなたのような中年オヤジのほとんどが生活習慣自体が病的ですな。ですから正しくは『病的生活習慣』」
「病的ですか?そうでもないような気がするけど・・・。」
「では、この3日間飲み食いした物と、起床・就寝時間と勤務時間と通勤手段をここに書きなされ。」
と一枚の紙を渡されたので、思い出しながら何とか記入しました。
ふむふむと紙を眺めて一言、
「完全に病気ですな。」
さらに、
「ダイエットしてリバウンドしたのがまずいですな。リバウンドするぐらいなら何もしないほうがマシなんですな。」
とのことでした。
確かに、ダイエットを始める前よりも最近の方が血圧も高めだし、体重は低いものの体脂肪率は高くなった。
そんなこんな話をしているうちに警戒心は薄らいだけど高い診断料とかとられるのか、まだ心配だった。
その後、仕事の事とか家族構成とかちょこっと話した。
「じゃあもう帰っていいですわ。」
「えっ?診察料とかないんですか?」
「いらないですわ。何も診てないですからな。」
「治療法とか、改善策とか教えてもらえると助かるんですけど?」
「それはできないんですわ。本職じゃないですからな。でも、もう解ってますな?飲み食いしすぎで睡眠不足で運動不足で仕事の業績も悪くってストレスがたまってな、な、な。」
「あはは、そのとおり!」
「だったら簡単ですわ、まずは病的生活をやめえ。もっともやめられないのが恐ろしいこの病気の特徴なんですな、な、な、な。」
「やめます。絶対やめます。ありがとうございました。」
「薬は急にやめなくてもいずれ無用と気がつきますわ。あと無理に食事減らすとうつになりますからな、な。あとはネットとかで自分で調べなされ。」
結局、血圧に良い食事療法とかダイエット方法とか具体策は何もなかった。
その日は駅から30分歩いて帰った。
ネットで「高血圧 食事」「運動 高血圧」「中年 ダイエット」「ダイエット うつ」など検索してみたら情報の山だった。
いろいろな情報のなかで自分に合いそうな療法を試行錯誤しながら約1ヵ月。
薬の服用をやめて20日。
今血圧は正常値。
はたして医者いらずの健康体にもどれるのか、乞うご期待。