家具について

今日は横浜の戸塚に出張だったので、自宅から直行しました。
第三京浜に乗る前、港北のIKEAの前を通過するとき朝日に照らされた看板がきれいだったのでパチリ。
ちょうどその時ラジオでニトリなどの好業績を伝えておりました。
(ふーん、家具かぁ)
結婚して20年経ちますが家具とか最近買ってないですね。
タンスも食器棚も、そういえば布団もずっと使ってる。
ベッド無いですし、家もせまいですからね。
ウチの家具はほとんど全部、家人のご両親が新しく揃えてくれたもの。
いわゆる嫁入り道具と言うやつでしょうか。
ただし狭い家に不釣合いなダイニングテーブルとパーティチェアは家人の実家で使っていた物。
結婚前に、ご自宅を訪ねたときに
「いやー、素敵なテーブルと椅子ですね、こんなテーブルで食事ができたら幸せでしょうね。」
などと調子のいいことをほざいたもんだから新居に引越しした時真っ先にトラックが来て置いてっちゃった。
もともとお膳に座布団、あぐらで飯をかっ食らう家庭に育った私には、テーブルと椅子は無用の長物。
畳一畳以上あるバカでかいテーブルとパーティチェアは新婚当時は部屋の隅っこで物置代わりでした。
やがて子供がひとり、ふたり、と増えてきていつのまにかでかいテーブルが食卓となり、現在にいたる。
つい最近、ジャガードの布があまりにもボロボロになったので、椅子だけでも新しいものを買おうと思って家具の大正堂をのぞいたときにウチにあるテーブルと椅子にそっくりなセットを発見。
「maruni」と言う家具メーカーのものでした。
「あ、おんなじだな、テーブルも椅子もそっくりだ。」
「どれどれ、いくらするのかな?」
「えっ!」見間違えたと思って何度もプライスを見直し驚いた。正直、驚いた。
家具のチラシとか、たまに見ることもありましたが、セットで7〜8万で買えると思ってた。
ところが展示してあったロイヤルなんとかってヤツは3ケタ越え。
今までぞんざいに扱った事を申し訳なく思った。
同時に3年前に逝っちまった、じっちゃん(義理の父上)の顔が浮かんだ。
(買い換えたらバチ当たるな)
布を張り替えてもらおうと製造元のホームページを調べたら製品のリフォームもやってた。
元々の持主、おばあちゃんに椅子の張替えの相談をしなくちゃね。
「家族の団欒をずっと見守ってくれた椅子をどうのこうの、なんやらかんやら、、、」
我ながら調子のいいセリフを吐くなあと感心。見事な相談。
「私もねえ、張り替えたほうがいいと思ってたの、ねえ、私の好みにしていい?お金はだしてあげるから。」
待ってました、その言葉。
「だしてあげるから。」
何度聞いても素敵な言葉。もう、おばあちゃんのすきなようにして。
と、いうことで、ただいま椅子四脚のリフォーム中。ワインレッドの革張りになって来週戻ってきます。
気になるリフォーム料金ですが、聞いてびっくり。
絶対、自分じゃリフォームしない。
おばあちゃんに感謝。
仕上がりが楽しみ!